ホーム > 西田光孝社長コラム - 熱誠征萬象

 新党出現でにわかに日本国中が選挙モードに入った感のある昨今ですが、暦は10月に入っていよいよ秋本番。さすがに暑さもここまでかと、胸をなでおろしています。
 先月末のことになりますが、青天の霹靂(へきれき)とでも言うべき出来事に見舞われました。予想もしていなかっただけにショックもひとしおで、いろいろと考えさせられる一件となりました。
 というのも、私と組んで仕事をすることの多い当社のスタッフのひとりが突然の病いに襲われ、半年間もの間、戦線離脱を余儀なくされたのです。それこそ何の予兆もなく、どうも体調が悪いというので病院に行ったところ、その場で入院が言い渡され、引き継ぎをする余裕もなく長期入院生活に入ってしまいました。
 私も当初は耳を疑ったものです。三十代になったばかりで、粘り強く仕事に打ち込む姿が印象的だった彼。毎日真面目にコツコツと業務に励み、会社の健康診断でも一切異常が報告されなかった彼が、こんなに大きな病気にかかるなんて。本人もショックだったでしょうが、負けないくらい私も衝撃を受けました。
 会社を経営していると、働いてくれているスタッフは我が子も同然です。医師の説明によると、半年間じっくり治療すればちゃんと元通りの生活ができるとのこと。まずは胸をなで下ろし、彼にはなんとか安心して治療に専念してほしいと思った次第です。

 さて、翌日から早速困ったことになりました。彼が担当していた仕事がすべてストップとなり、代わりの者を立てて業務を引き継いでもらったのですが、今さらながらに開いた穴の大きさに気づかされました。よく言われることですが、会社にとってはスタッフこそが財産。そのことを改めて知ることになりました。
 同時に、仕事というのは決して一人で行っているわけではないということも、再確認しました。組織を構成しているのは一人一人のスタッフなのですが、その誰が欠けても組織全体は大変なことになるのです。その意味で、スタッフ全員が大事で、そのことをみんなが日頃から肝に銘じながら業務に取り組んでいくことが大切なのです。

 若い彼が半年間も仕事を離れるのには、きっと不安もあることでしょう。
 私自身、大病を経験したことがあるので、その辛さや心細さも理解できるつもりです。
 半年後に元気な姿でまた元のように仕事ができるように、最大限のサポートを会社全体で行っていくつもりです。
 どうか安心して病気と闘ってほしいと願っています。