地域とつながりながら、江戸時代からの伝統を守り続ける老舗の豆腐店。-富塚豆腐店-

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江戸時代から愛され続ける豆腐屋さん！

小田急線「愛甲石田」駅より徒歩5分のところにある、1865年（慶応元年）創業の「富塚豆腐店」。創業以来、厚木市愛甲東の地で老舗の豆腐店として愛され続けています。
神奈川県「神の豆腐五撰」に選ばれたという「龍（きぬ・もめん豆腐）」をはじめ、富塚豆腐店で作っているお豆腐は、遺伝子組み換えをしていない国産の丸大豆、厳選されたにがり、大山水系の伏流水の地下水を使用。しっかりとした食感と豆の香りが特長で、伝統の味を守り続けている逸品です。
地下水というとその水質に不安を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、毎月水質検査をしているので安心です。また、店頭にある井戸から汲み上げた地下水は無料で提供。お買い物がてら、ポリタンクに入れて持ち帰る方も多いそうです。

様々な種類のお豆腐が陳列されている落ち着いた雰囲気の店内。大豆加工食品やお惣菜なども充実しています。受賞歴が多くずらりと並ぶ賞状。豆腐作りへの熱い情熱を感じます。

「神の豆腐五撰」に選ばれた「龍（きぬ・もめん豆腐）＝各216円」。常温に戻してしっかり水を切り、オリーブオイルと塩、はちみつなどをかけて食べるのもお薦めとのこと。

深さ120メートルから地下水を汲み上げている手押し井戸。この地下水は厚木市の災害非常時に使用可能の適合認定を受けている「井戸水ミネラルウォーター適合水」です。

おいしさが続くこだわりの製法！

味はもちろんのこと、その製法にもこだわりがあります。
「風味を残しながら、消費期限を4日から7日に延ばす『脱酸素水製造機』の技術を導入しています」と教えてくださったのは、富塚龍助 専務取締役。
一般的に消費期限の長いお豆腐は加熱殺菌されていますが、それではどうしても風味が損なわれてしまいます。
風味を残しながら、細菌の繁殖を抑制できないか...と考えたところ、加熱による殺菌ではなく、水に含まれる酸素を除去するという方法を導入されたとのこと。
この技術によって、遠方のお客様へ鮮度を保ったままお届けできることやスーパーマーケットでは廃棄ロスが少なくなるなど、より多くの方々に富塚豆腐店のお豆腐を楽しんでもらえるようになりました。

5代目となる富塚裕之 代表取締役社長。
「地域に支えられてきたからこそ今のお店がある。私たち社員一同は、一生懸命豆腐づくりをすることが大切で、豆腐を通じた食の発展が社会に対しても多大な貢献になる」という信念のもと、日々取り組んでいらっしゃいます。

豆腐の可能性は無限大！

また、お惣菜や豆乳、おからを使ったスイーツもお薦め。手揚げした油揚げを使った五目いなり寿司は、県外からわざわざ買いにくる方もいらっしゃるそうです。「豆腐の可能性は無限大で、健康志向が高まっている現代にはピッタリな食品。汎用性の高さをもっと理解してもらうためにも、様々な食べ方を提案していきたいですね」と富塚専務。こういった活動を通して、豆腐文化を継続しながら、業界全体のレベルアップにも貢献していきたいと語ってくださいました。麻婆豆腐の有名店や中華料理店など、富塚豆腐店のお豆腐を使うことにこだわりを持つお店も多数。飲食業界のファンが多いことも特筆すべき点です。

ごぼうや人参が入っている「びっくり巻＝361円」は、上品なダシの味がし み込んでいる人気商品。お豆腐だけでなく、お惣菜なども100％ 工場で手作りされています。

サクッとした食感がくせになる「豆乳おからドーナッツ（4個入り）＝388円」。胃にも軽く何個でも食べられそう。お子さまのおやつにもどうぞ。

社会貢献や地域活性化にも尽力！

神奈川フードバトルへ出品した「愛甲三郎豆腐でんがく」は、3年連続で金賞、銀賞、特別賞を受賞。厚木市民朝市や夕焼け市への出店など、社会貢献や地域活性化にも尽力されています。
お店独自で「とみづかさんの朝市」を開催し、作りたての特製煮物や一本いなりなどを販売していらっしゃるとのことです。商品の詳細や朝市の開催告知やニュースは、お店のホームページ、またはSNSでチェックを。
老舗の看板だけに頼ることなく、広い視野を持って取り組まれている富塚豆腐店。本物の豆腐に出合うならココ！ ぜひ一度足をお運びください。

写真は「愛甲三郎ざる豆腐セットスペシャル＝3,301円」。愛甲三郎（ざる・絹・木綿）豆腐、生揚げ、絹生揚げ、大豆がんもどき、手揚げ油揚げ（2枚）、味付け油揚げ、冷やっこスープ（冬季は湯豆腐スープ）の詰め合わせ。

地図

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