レガシー(遺産)という言葉をよく聞きますが…

最近、「レガシー」という言葉をよく聞きます。東京オリンピックの施設をオリンピック後も活用するという意味に使われていますね。
私は、相続事件を多く扱っていますが、どうしても、遺産を分けることのみに注視され、その遺産を活用することが忘れられているように思えます。相続が3代続くと財産が無くなってしまうなどとも言われています。しかし、相続は、後にその財産を生かすことができたらよい相続だと私は思っています。
私ごとですが、父親と母親の相続を経験しました。いずれの相続後も、私が相続した物件の一部をNISHIDAさんに処分してもらい、賃貸アパート等に買い換えています。相続した物件は必ずしも優良物件とは限らないし、他の収益物件等に買い換えることで、自分や自分の子の将来の生活の安定を図ることは相続後の必要な手続きだと思っています。また、一旦取得した物件も10年ほどで見直す必要もあり、将来を見据えた計画が必要だと思っております。このように、相続後の財産の活用に取り組んでいただくことも必要かと思い、一言ご紹介致しました。
ただ、倉本 聰さんが、マイヒストリーでお話ししていた通り、本当のレガシーは、父親や母親の姿を観て育ってきた自分であることは忘れてはいけません。また、卑近な例ですが、私が両親から受け継いだ木や花、果実なども、亡くなって初めてそのアリガタミを感じている今日この頃です。
山本弁護士プロフィール

山本安志法律事務所所長(所属弁護士=8名)
弁護士暦 | 41年 |
年齢 | 66歳 |
簡易裁判所調停員 | |
相続アドバイザー | |
趣味 | 風景写真 山登り マラソン |
TEL | 045-662-6302 |
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