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株式会社西田コーポレーションNISHIDA BLOGスピーディに変わる時代の 水先案内人として 

スピーディに変わる時代の 水先案内人として 

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スピーディに変わる時代の 水先案内人として 

日ごとに秋が深まっていく素晴らしい時期となってきました。 
 抜けるような青空にくっきりと稜線を際立たせた山々。爽やかな季節の到来は心を穏やかにさせてくれるものですが、そんななか大きく変わるこれからの日本社会の未来図が少しずつ明らかになってきています。 

 来年5月には平成の世が終り新しい元号が施行されます。そうして10月には長年先送りしてきた消費税10%がついに施行となり、さらにその翌年夏には東京オリンピックの開催を迎えます。そこに、人口減と人手不足という現代社会が抱える課題が加わって、ここ数年で社会が激変することが予測され、大きく世の中が変わる節目の時期に来ていることは明白です。 

近未来のライフスタイルは

地域のオーナー様から賃貸住宅をお預かりし、それを住まいを必要としているお客様にお貸しするお手伝いを行う賃貸住宅仲介管理業は、実は時代の最先端の動きをダイレクトに反映する業務です。なにしろ、住む方々のライフスタイルは時代に応じて目まぐるしく変わるものですから、それにぴったりと合致した住まいを提供しなければ、住み手から選ばれないということになります。 

 インターネットが常識となった昨今において、住まいを求める方は自分の望む条件に合った物件を、クリックひとつで探し出してしまいます。賃貸住宅検索サイトの「こだわり条件」のなかの、「広々リビング」「インターネット」「浴室乾燥機」などの項目にチェックを入れるというそれだけの行為で、お客様に選ばれるか、選ばれないかが決まってしまいます。 

 つまりは、時代の動きを早めに察知して、お客様のニーズを先回りして満たすような商品(住宅)をストックしておく必要があります。 

 そんな観点でこれからの日本社会のなかでの暮らしの変化を考えてみましょう。 

 まずは、少子化はますます進み、生涯独身で過ごす人が増えてきます。人口減で産業の担い手が減っているために女性の活躍は必須となり、結婚し子どもを持つカップルもほぼ全員が共働きとなってくるために、誰もがより忙しくなってきます。そこでインターネットの世界が救世主となります。 

 買い物はほとんどがインターネットで済ませるようになってきます。画面をクリックさえすれば、欲しい物が当日もしくは翌日に自宅に届くようになります。なにしろ、既存店より早くて安くて便利なのです。社会は大きくリアル店舗離れが加速していきます。

押し寄せるキャッシュレスの波

 それを後押しするかのように、世の中では決済のキャッシュレス化が進みます。なにしろ、この分野においては日本は世界の後進国です。どの国の国民ももはや現金を持ち歩いてはいないところに、いまだ現金至上国ニッポンでのオリンピックが開催されます。このままでは訪日したお客様はお金を充分には使ってくれません。これではいけないと、国はキャッシュレス決済化の推進に必死です。 

 そこに、人手不足の問題が浮上してきます。先に述べたインターネットでのキャッシュレスショッピングですが、これはむろん配達を宅配業者に頼らざるを得ないのですが、現行の配達システムがあまりに非効率的であるがゆえに、宅配業界では再配達の有料化を検討し始めています。 

 そうなると、住まいのほうも時代に対応した設備を用意しなければならなくなります。 

 とりあえずもっとも簡単な方法が、アパートやマンションなどへの「宅配ボックス」と言われるものの設置です。暗証番号の設定情報を配達側と受け手が共有することで、安全性が守られながら留守在宅に関わらず配達ができるというもので、これが今後なんとしても必要となってくることは明らかです。 

 たかが郵便ポストの大型のような設備なのですが、そこには時代の大きな流れとライフスタイルを集約されているのです。

先の見えない未来の海のなかで

 さて、この「宅配ボックス」ですが、当社の営業担当スタッフがその必要性を充分にオーナー様にご説明しているのかというと、まだまだだという気がして私としては歯ぎしりしたいような気持ちです。 

 オーナー様の資産を預かる者として、われわれには最先端の情報を集め、それをもとにお客様の事業を成功に導くように、こと細かにサポートしていくのが使命だと思っています。未来という未知の世界へと船を誘導していく水先案内人のような役目が、われわれに課せられているものであり、これをもってすると、まだまだ充分に近未来の図をわかってもらえるような努力を行っていない、ということになります。 

 たかがひとつの小さな設備ではありますが、その必要性をご理解いただくというのは、われわれが想定する日本社会の未来の方向性をきちんとわかっていただくということなのです。 

 

 将来のことはお任せくださいと、自信を持ってお客様に言える企業でなければならないと思います。 

 安全な未来航路を予測し、お客様を確実に導くための努力に全力を傾けたいと思う秋の日です

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