確かな戦略と着実な前進
新しい年、2022年が幕を開けました。
もちろん、まだまだコロナの警戒感の中ですが、久しぶりに清々しく嬉しい気分で新年を迎えることができています。こんなに明るい心持ちで元旦を過ごすのは、何年ぶりでしょうか。
日ごろ忙しくしている私も、お正月には日常を忘れて家族とのんびりします。お節料理をつつき、昼間からお酒などを楽しみながら、めっきり数が減ってきた年賀状に目を通して懐かしがったり、無沙汰を恥じたり。ゆったりと新年の1日を過ごします。
さらには神社に出向き、柏手などを打っているうちに、さあ今年もやるぞという気概が溢れてきて、我ながら単純なものだと思えてしまいます。
逆風のなかでの成果
今年久しぶりに明るい気分で新年を迎えたその背景にあるのは、やはり2年間続いたコロナとの戦いが、やっと終わりを見せつつあるという実感です。
オミクロン株が広がりを見せているとはいえ、闘いの軍配が人類側に上がりつつあることは確かで、我々はこのウイルスとなんとか共存していけそうなことが見えてきました。
さらに私どもの社においては、コロナ禍にあっても昨年度に満足の行く結果を出すことができ、大きな自信となりました。人材不足に悩んだ1年でしたが、そんな中でもきちんとした成果を得、確かな手応えを感じることができました。
その陰にあるのは、当社スタッフ(特に幹部クラス)の頑張りなのですが、この100年に一度の災厄の中、そして人的サポートが十分に得られない中で、よくぞここまで努力してくれたものだと感心しているところです。
日頃苦言ばかりが頭に沸いてくる私ですが、今回ばかりは彼らの持つ底力に感服させられました。
手前味噌な感がありますが、この場で感謝の意を伝えたいと思います。
より近く、より寄り添う1年に
さて、そんな中で2021年末には部署ごとに本年度の事業計画を発表してもらったのですが、その内容が実に着実で実現可能なものばかりで、私としては実に安心したような次第です。
コロナ禍のような非常事態は、一方で人を成長させるようです。
その成長を背景に今年はよりお客様に近く、より親身になって、有益なご提案やご提示を行いながら、一段上がったステージにトライしたいと思っています。
一方で、3年前に立ち上げた当社のファンドビジネスも今年は満期を迎える予定です。お約束の配当を出資していただいた方にお渡しすることができそうで、この分野も今年はパワーアップさせていきたいと考えています。
着実にゆとりを持って歩く
今年は寅年に当たりますが、思い切った大ジャンプではなく、千里を走り千里を戻る行動力と、着実な目標を掲げて確実に実現させていく、そんな堅実な1年にしたいと思っています。
さらに、成長を見せているスタッフにはスキルに見合った権限を与えながら、次世代を見据えた会社の在り方を模索していければと考えています。
全力疾走してきた人生に、そろそろゆっくりと歩く時間を作って、来し方行く末を眺めてやり残したことはないかと見回す余裕を自分に与えてやりたいと、つくづく思う新春の頃です。