トランプメンタルでいこう

七夕を前にジメジメムシムシの毎日が続いています。
7月というのは例年こんなに暑かっただろうかと思いながら、早く涼みたいと急ぎ足でオフィスに入り込む日々です。
しかしながら7月になったということは今年も半分が過ぎたということで、今さらながらに光陰矢の如しを実感しています。
視点を自社に移すと、この時期は半期決算のシーズン。今年前半の結果を評価し、スタッフの賞与査定を行っていく時期です。
結論からいうと、部署によってバラつきがあるものの年初に掲げた目標はクリアしているので、満足すべきだろうといったところです。
突然の音信普通
ところが、私の心は梅雨空のようにどんよりしています。
プライベートでの不安、不調が続いて、いまいち元気になれないのです。
なんとか前向きになろうと思って、長年の友人に連絡をとったことがさらに決定的になりました。
いつも明るくはつらつとした人物なので、電話をかけると元気な声が返ってくると想像していたのですが、コール音はすれど電話口に出てはくれません。朝にかけて昼にかけ、夜にかけてもただ呼び出し音が続くだけです。
どうしたのだろうとメールを出してみましたが返信はなく、いよいよ心配になってきました。
こうなると、不安が不安を呼び、いいことは考えません。
自宅まで行ってみようかとも思うのですが、行ったところで不在であることは明白です。
大事なものを失う怖さ
この友人は、私にとってたいへん大事な人物です。
実はつい最近、同年代で仲の良かった別の知り合いを亡くしたばかりです。この方も元気な方で、長い付き合いのなかで何度となく楽しい食事をしたものです。
その彼を失ってしまったことが、私の心に大きな影を落とします。
大事なものをなくしてしまった喪失感と、同年代の人がいなくなる寂しさ、自分の未来に対する不安に、心が押しつぶされそうです。そのうえで、くだんの人物までいなくってしまったら、どうしたらいいのだろうとおびえてしまいます。
さらにそこに、通っている歯医者から手術を言い渡されて、飲めない食べられない日が続き、会食の約束に断りの電話を入れ…と、冴えない出来事が続きます。
ベトナム強行軍の旅
そうです、もうひとつありました。
先日はベトナムへの視察旅行に行ってきましたが、まだまだ元気な仲間が企画した旅だったので、直前まで仕事したいということで深夜便にて当地へ向かいました。
ところがこれが大変なことで、飛行機に乗るとすぐにドリンクサービスが始まり、うとうとしたところで到着2時間前には食事のために起こされと、ほぼ徹夜の状態で空港に降り立つような状況になってしまいました。
すると、寝不足と暑さとでなんだかクラクラし始め、心臓はただならぬ鼓動を打ち始めて、大げさではなく命の危険を感じてしまいました。
そんなわけでちょっと意気消沈するような出来事が続いている昨今であるわけです。
年長のタフガイに学ぶ
ニュースでは御年79歳のトランプ大統領が、G7サミットでカナダに飛び、途中でホワイトハウスに戻ってイランの核施設空爆を指示し、すぐにその成果を自ら称賛し、さらに当事国に対して停戦を呼びかけ、その足でNATOの会議でオランダに飛んで…と、年齢をものともしない活躍を行っています。
この人は時差ボケになったり、歯の手術を受けたり、知人の訃報にショックを受けたりしないのだろうかと、その顔を眺めながら考えてみます。
きっとマイナスの出来事は見ないか忘れるかして、プラスなことだけを過大に考えるという思考回路になっているのだと思います。
私もそんなメンタルになるほうがいいのではないかという思いにとらわれます。
そうして己が年齢のことを忘れ、ただひたすら前向きに行動するべきではないかと考えます。
私の現状況をトランプ流に考えると、こうです。
今年前期は素晴らしい成果を出すことができた。素晴らしい仲間たちだ。素晴らしい仕事をした。サンキュー。