44年の賃貸経営を支えたのは、「人とのつながり」 ~オーナー様インタビュー63~

先代からアパート経営を引き継いだKさんが、賃貸経営を続ける中で見えてきた、管理会社選びのポイントや、安定経営に必要な考え方をお聞きします。
学生向けアパートから始まった賃貸経営
私が賃貸経営を引き継いだのは、今から44年ほど前のことです。会社勤めをしながら、父が建てたアパートを急きょ引き継ぐことになりましたが、不動産経営について右も左もわからない状態でのスタートでした。
最初の物件は、近くにある東京工芸大学の学生を想定した1Kのアパート2棟・計36室です。当初は入学から卒業まで4年間住んでくれる学生が多く、退室があってもすぐ次の入居者が決まる状況で、正直「アパート経営は意外とうまく回るものだ」と感じていた時期もありました。しかし10年ほどで状況が少しずつ変わり始めます。地方から来る学生が減り、長くても2、3年で退室するケースが増え、退室後の原状回復や再募集の大変さを実感するようになりました。
管理会社との出会いが転機に
会社勤めをしながらの経営でしたので、自分でできることには限りがあります。そんな時に出会ったのがNISHIDAの営業であるIさんでした。まだ、物件の管理をお任せしていないにもかかわらず、インターネット導入の提案や、ネズミが出た際の業者手配、ごみ集積場の管理方法など、私が思いつかないことまで親身にアドバイスしてくれました。そのご縁で、所有物件の管理をお願いするようになりました。
今の担当者に代わってから、空室が続いた物件の相談の際、社宅として企業に売却してはという提案を受けました。この提案は、物件の現状を踏まえた上でまさにこちらの希望通りの条件でしたので売却とし、その後新たに別の物件を購入して安定した運営につなげられました。引き続き現在も同担当者の丁寧な対応があり、信頼関係が続いています。
ニーズに合わせ、物件の考え方も変える
長く経営を続けると、地域の入居ニーズが肌感覚でわかるようになりました。単身向けの1Kは利回りの面では魅力がありますが、空室が続くと原状回復工事や再募集の手間が重なります。その経験から、現在は単身向けだけでなく世帯向けも含め、近隣で計5棟を運営しています。
大切なのは「顧客目線」と「入居者目線」
管理会社を選ぶ際に大切にしてほしいのは、オーナー目線だけでなく、入居者目線で話ができる相手かどうかです。実際に住む方がどう感じるか、どうすれば住みやすくなるか。その視点で提案してくれる会社でなければ、安心して任せることはできません。場所は変えられないからこそ、その場所の需要を見極め、設備や募集方法を柔軟に見直すことが重要です。賃貸経営は建物だけで成り立つものではありません。入居者、管理会社、担当者とのつながりがあって続いていくものだと、長年の経験から実感しています。(談)

ご自宅の裏には、オーナーこだわりの広い芝生が広がります。青々としてまるでゴルフ場のようです。2週間ごとにお手入れするとのこと。敷地の端には白樺の苗がすくすくと育っています。
息子さんが生まれた時に植えた桜の苗木は樹齢40年近くが経過。枝を大きく伸ばし立派に育ちました。
芝の手入れに欠かせない愛用の芝刈り機は雨風にさらされないよう、オーナーがしっかりした収納小屋をハンドメイドしました。

