急激な地球の変化

先月末に、ネパール・中国の国境付近で起こった大規模な土石流は、長年凍り続けてきたヒマラヤの氷河が溶けたためという恐ろしい理由が挙げられています。
国内に目を移すと、一旦雨が降り始めると短時間で信じられない量の雨が降り、豪雨被害に見舞われる事態が多発しました。特に先月13日に起こった千葉県での雨では、床上まで浸水した家屋が相次ぎ、水没して動かなくなった車が多数にのぼって死亡者も出るなどの被害が出ました。
神奈川県の中央で暮らすわれわれには少し遠い出来事のように思われますが、雨だけで市民生活は大幅に混乱してしまうのだということを身を持って体験してきました。実はその日、翌日のゴルフコンペに備えて私はたまたま千葉県入りをしていたのです。
大混乱に巻き込まれて
その日、翌日からのプレーに向けて早めにホテル入りしていた私は、幸いなことに水のなか車で立ち往生するなどの目には遭いませんでした。部屋でニュースをつけると、災害レベル5の特別警報が千葉県に出されていました。ところがまったく現実感がなく、この雨では明日のゴルフは無理だろうかなどとのんびり考えていたものです。
翌日はプレーどころではないということで、クラブを出すことなく朝から帰路に向かいましたが、これが大変なことになりました。動けなくなった車が道をふさいで一般道はほとんど走れません。高速道路も冠水して通行止めになり、唯一動いているのは電車だけという状況です。
それではと成田から京成電鉄で帰ることに決めて空港まで行ってみると、驚くべき人の数です。誰もがそこで一夜を明かしたらしく、寝袋があちこちに積み上げられ、お盆の時期ということもあって人また人でごった返しています。
そのなかで謎の長い長い行列ができていて、なんだろうと思っているとそれが京成スカイライナーの切符を求める人の列でした。そこで待つこと2時間。さらに実際に乗車するまで2時間かかって、上野駅に着いた時にはへとへとになっていました。そこからさらに電車を乗り継いで、なんとか自宅に戻ってきました。まるで地球の反対側から帰ってきたかのような疲労感です。
首都圏の一部で大雨が降っただけでこの混乱です。今後も起こるであろうこんな豪雨に対しての何かルール作りが必要だと切実に感じました。
自己管理の大切さ
そうこうしているうちに私自身の夏休みが始まり、このタイミングを逃すまいと大腸ガンの検診に臨み、それから一週間後には集まった家族みんなでお寿司を食べに出かけました。
ところがその夜です。食当たりに見舞われ、激しい下痢と腹痛に襲われました。家族全員で同じものを食べたのに、私だけがこの始末です。しめ鯖がいけなかったんだろうか、それともミル貝だろうかと犯人捜しをしますが、よくわかりません。ただ苦しいだけです。おかげで2キロも痩せてしまいました。
なんとか体調を戻して考えるに、やはり春からの多忙とあまりの暑さが続いて疲れ、体力が落ちていたに違いないという結論に至りました。
若い頃のようにはいかないわけで、さらにそこに温暖化による環境の変化というものが加わっての現況です。
私はダーウィンの名言を思い出します。「強いものではなく、変化にもっともよく適応したものだけが生き残る」。
よく食べ、温度管理を徹底しながらよく眠り、暑さのなかでも筋力を落とさないように体を動かし、変化に対応せねばと自分に言い聞かせながら、長い夏の後半に向かっていきます。

