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株式会社西田コーポレーションNISHIDA BLOG少年野球で、バスケで、地域貢献!

少年野球で、バスケで、地域貢献!

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少年野球で、バスケで、地域貢献!

 1月26日の日本経済新聞に、とても印象に残る記事が載っていました。
 各界の著名人が1ヶ月間にわたって自らの歩みを語る「私の履歴書」という名物コラムがあるのですが、1月の語り手は王貞治氏。氏によると、1988年に30年間着続けた巨人のユニホームを脱いだ時に、自分が何をしたいかわからずぼんやりする日々が続いていた。そんなときにメジャーの本塁打王、ハンク・アーロンとのCM共演が実現し、彼と語り合ううちに「世界の子どもたちに野球の楽しさを伝えよう」ということで意気投合して世界少年野球大会の開催となった。以後この事業がまさに自分のライフワークとなり、今年25回目の大会を迎えることになる…。
 「これだ!」。私は記事を読みながら「子供たち」=「未来」への働きかけこそ、大切な地域貢献のひとつではないかと改めて感じました。

 今年で創立39年を数える我社が理念として掲げるのは、「地域密着」「地域貢献」の考え方です。
 地域のために何かできることはないか、どんなことをすれば地域の皆様に喜んでいただけるだろうか…。育んでくださる地域社会があってこその、我々の会社です。その地域のためにお役に立てることなら何でもしたい。…それが我々の基本的な姿勢です。
 その具体的な活動が、お祭など地域イベントのお手伝いであり、毎月行っている街頭清掃活動であり、地域の商店会活動の協力などです。そしてここにもうひとつ付け加えたい活動があります。それが「子どもたちへのスポーツ支援」なのです。

 2013年の1月に当社主催による「横浜DeNAベイスターズ」の野球教室を開催し、厚木市内の中学校11校186人の野球少年たちが参加してくださったのは記憶に新しいところです。三浦大輔選手など現役のプロ選手が自ら熱心に教えてくれる姿に、アドバイスを一言も聞き逃すまいと真剣な眼差しを注いでいた少年たちのキラキラした瞳は、今でもまぶたに鮮明に焼き付いています。
 それを皮切りに毎年開催する予定だったのが、昨年度は大雪のために急きょ中止となったのは残念な限りでした。今年はプロの野球選手たちも参加しやすい冬の時期の開催は難しくなりましたが、またベイスターズを招いてこの野球教室を開催したいと、目下各方面と日程の調整などを行っているところです。
 プロの世界で活躍するコーチや選手たちから教わる実践的なテクニックや姿勢といったものは、きっと彼らのこれからの人生に大きな影響を与えるきっかけとなってくれることでしょう。私は一昨年の、参加した中学生はもちろんのこと、各学校の監督やコーチも観戦に来た親御さんたちも、インストラクター側のベイスターズ陣も、皆様が心から喜んでくれたあの顔が忘れられません。もう一度あんな表情を見たいものだと考えています。

 そんなことを考えていたある日、今度は別の話が舞い込んできました。
 当社に小学校時代からバスケットボールに打ち込んできた社員がいるのですが、その恩師を通じて地域で活動している子どもたちのためにバスケットボール大会を協賛したいという相談です。聞けば、厚木、愛甲地区の小学生クラブ32チームほどを集めて大会を続けてきているとのこと。これをサポートするために協力したいという話でした。
 話を聞いて一も二もなく賛成したのは言うまでもないことです。地域のためにお役に立てるなら、こんなに嬉しいことはありません。大会開催予定は11月と随分先のことなのですが、子どもたちの笑顔が見たくて今からわくわくしているところです。

 前出の王貞治氏のライフワークは、少年野球の世界普及。2年前にご縁があって言葉を交わした工藤公康氏も、少年への野球指導が「生涯を通した仕事」と語っておられました。一方、村田兆治氏は離島での少年野球の指導に情熱を燃やしていると聞いています。
 「誰かのために働きたい」と願う心の究極に、子どもたちへのスポーツ支援があるのは偶然の一致ではないことのように思います。子どもたちを相手にすることは、そのまま未来を見据えた貢献となり、そこからは明日への希望が生まれてきます。しかも、言葉で語りかけるだけではなく、スポーツという心と体を通じて仲間との連帯や努力の楽しさを自然と伝えていく。そこにあるのは、子どもを通して未来を作り出していきたいと願う情熱です。
 我々も、地域の子どもたちに喜んでもらうことを通じて、「未来」を見つめ、それがそのまま地域の明日への希望となればと思います。

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