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NISHIDA
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ステップする羊

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ステップする羊

 あけましておめでとうございます。
 年末から年始にかけて寒気の影響もあり、元日より初雪となった2015年の幕が開けました。
 かくいう私は神奈川県内にある姉の家にやってきて三が日の中日を迎えながら、これを書いています。
 最近は親戚付き合いが希薄になってきたとよく言われていますが、正月に親のもとへ集まる我が家の行事は多分30年…、いやもしかしたらそれ以上続いているかもしれません。かといって何か特別なことをするわけではありません。私と姉と弟とその家族が年老いた母を囲んで、ご馳走を食べ、おしゃべりをし、のんびり過ごすというもので、それぞれの子供たちやその連れ合い、さらにその子供たちもやってきて、賑やかな事このうえもない一日になります。三十代の忙しい盛りとなった私の三人の子供たちも、遠方から、さらには海外から、わざわざこの日のためにここに集まってきます。誰が強制したというわけではないのですが、子供の頃からの習わしなので、当たり前のようにやってくるのです。
 このような習慣をずっと続けていくという事はたいへん有意義なことで、一年のうちに成長した姿や昨年より一回り年齢を重ねた顔を見ると、人間としての喜びが胸に広がってきます。同時に家族や一族としての一体感を感じることができて、一年を乗り切るためのエネルギーといったものがチャージされるのを感じます。
 世間ではいがみ合っている兄弟姉妹の話などをよく耳にしますが、一年に一度親戚一同が集まるという事は大切なことです。遠方に住んでいるから、勤務が入ったから、ということでなかなか難しくなってきている正月の集まりですが、さりげないことのように見えてその効用には大きなものがあります。このような昔からの習わしを大切にしていれば、悲しい出来事は起こらないのではないかと思う次第です。

 習わしと言えば、正月明けに箱根神社へのお参りも32年間続いており、最近では同行するスタッフも増えて、一緒にこの一年の躍進を祈願します。
 睦月初旬の神殿内は、きんと音がするような清冽な寒さで、拝殿前の板の間に正座すると身も心も引き締まり、平成27年という年を気を抜かずに頑張り通さなければという気合いが入ります。
 これが無事終わると、境内下にある茶店でひと休みとなります。これも恒例になりつつあることで、参拝したメンバーがそれぞれお餅やぜんざいなどを思い思いに注文するのですが、その量にはびっくりするくらいです。帰りはにこにこ顔の茶店の親父さんに見送られながら…となるのですが、なにしろ私達の業界は、社に戻ればすぐさま繁忙期。これくらいの羽目はずしは、景気づけということでよしとしましょう。

 さて、こうして迎えた2015年の目標はというと…。
 昨年私たちは企業の基盤を強固なものにしてお客様に安心していただくための3年計画というものを立てたのですが今年はその2年目…。1人1人の社員の成長を促す、ホップ・ステップ・ジャンプでいうところのステップの年に当たります。
 ステップの年…その手応えは充分です。今年はこれまで積み上げてきたこと、研究してきたこと、学んできたことが実を結び、かならずや皆様方のお役に立てる年となりそうです。世の流れは昨年の自民党圧勝に勢いを得た重要法案成立ラッシュとなりそうで、お客様の周辺環境もますます厳しくなっていくことが予測されます。今こそ日頃の研鑽をお客様のために活用し喜んでいただけると信じて、広い視野をベースにした我々のワンランク上のサービスをご提供できるものと確信しております。

 災い転じて福となるような希望あふれる年になりそうです。
 干支の未(ひつじ)らしく、お客様とともに堅実にステップアップできる一年にしたいと思います。
 皆様にとっても、実り多い一年となりますように。

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