土地相続登記は義務化されるか?

2017年12月に所有者不明土地が今後なにも対処しないと2040年には北海道本島の面積に迫るとの推計があり、その対策として土地相続登記の義務化を定めて違反者には罰則を科し、一方では利用価値のない土地の所有権放棄を認める方向で検討が始まりました。
これまでの不動産相続登記は任意であり、第三者に権利を主張できる要件と位置づけられていましたが、この問題を放置する弊害は大きいといえます。
でも実現性と有効性は微妙です。例えば相続争いがある場合は、決着するまで10年以上かかることがあり、このようなケースでは罰金を科されることはないし、争いがあると主張して罰則を逃れることができるのであれば、罰則の意味もありません。また所有権の放棄を認めると国や自治体の負担を増やすことに繋がります。ただ現在でも相続人不明の価値のない土地は手続きで国庫に帰属しますが、国が受取りをなかなかしてくれません。
よってこの放棄制度もかなり難しいと思いますが…どうなるでしょうか。
山本弁護士プロフィール

山本安志法律事務所所長(所属弁護士=8名)
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