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NISHIDA
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はじめましての春

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はじめましての春

 ウクライナ侵攻をめぐって世界情勢が不安定ななか、再び春が巡り来て新年度がスタートしました。
 街なかの公園では桜が満開を迎え、ここあそことスーツ姿の新入社員たちが晴れやかに歩くのが見受けられて、我が社でも4月1日に入社式が行われました。
 とはいえかつてとは様子が異なり、式に参加するのはごく限られた数の幹部社員のみ。誰もがマスクを付け、大きくディスタンスを取ってと、そんな光景もこれで3回目となります。



緊張の初対面の瞬間

 入社式は私の挨拶から始まり、新入社員一人一人が簡単に紹介されて一旦終了となります。その後は、私とフレッシュマンたちとの時間。この時間をそれぞれの方たちと親交を深める時間に、私は位置づけています。
 なにしろコロナ禍で、新入社員の方々とお会いするのはまったくの初めてとなります。採用活動も詳細までは関与していないので、ここで初めて顔を合わせるわけです。今年はどんな若者たちが私たちの仲間になってくれるのか、ドキドキワクワクの瞬間です。
 もちろん、彼らにとっても同じような気持ちかもしれません。我が社のホームページなどで私の顔を見たことはあっても、歩く姿を見たこともないし、声を聴いたこともないはずです。果たしてどんな社長なのか、興味津々といったところでしょう。
 ざっくばらんな話のなかで、サッカーを頑張ってきた人、スイミングを続けてきた人、トランペットを吹くのが趣味の人など、いろんな個性が徐々に見えてきます。



意欲と頑張りと感動と

 そんななかで感じたのは、モチベーションの高さと熱いハートです。
 かれらの一人は、すでにアルバイトとして我が社で働く過程で、賃貸契約のお手伝いをした後、鍵をお渡しする際にお客様の喜んでくださった姿に接して、嬉しさのあまり涙したと語ってくれました。これには、逆にこちらが感動してしまい、仕事を通じて心揺さぶられる日々があったこと(もう何十年も前のことですが)を思い出してしまいました。
 またある人は、父上が10年ほど前に不動産業をスタートさせ、その事業の一翼を担うために我が社でできるだけ多くのことを学びたいと抱負を伝えてくれました。その彼は、なんとすでに大学1年生の段階で宅建こと宅地建物取引士の資格を取ったとのことで、これは我が社の先輩たちの大きな刺激になるにちがいないと思ってしまいました。
 さらに、司法書士の資格を取りたいと公言する人もおり、こんなに頑張り屋で意欲的なスタッフをよく採用してくれたものだと、採用担当者に感謝したくなりました。



エネルギッシュに歩く決意

 彼らの言葉を受けて、私も会社を興したいきさつや、地域と地域の皆様のために貢献するという会社の理念を自らの口で伝えて、スタートのエールとしました。
 それにしても、若い体にみなぎる希望と力と夢に触れることの、なんと喜ばしく元気与えられることよと、つくづく思いました。
 孫ほども年齢の違う私ですが、初々しいスタッフに接することで、いま一度働くということの原点を思い起こしました。
 若いエネルギー達に刺激されながら、また新しい年度を全力で駆け抜ける決意を新たにしました。

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