満室成功事例【総集編】。効果的な対策や対応とは? 原状回復、リフォーム、小規模修繕の工事の視点からもご紹介!
毎月、ニュースオンでご紹介してきた「満室成功事例」。今回はその総集編としていくつかのカテゴリーに分類し、ご紹介することさらにわかりやすくお伝えいたします。ニーズに合った間取、収納、仕様変更」「ちょっとした工夫が大事なポイント」「小規模修繕」「リフォーム」「DIY」に分け、原状回復の視点からもポイントに事例やその効果などをご紹介していきます。
ニーズに合った間取、収納、仕様変更
建てた当時はトレンドでも、時間の経過によって時代にそぐわなくなってしまうことがあります。その点を見直すことで、契約、満室になった事例は以下のようなものです。
【事例1】 (海老名市国分南 S物件) 2023年12月号満室成功事例掲載 |
築40年超の賃貸マンションの 仕様を変更 |
1982年築の賃貸マンション。人気エリアに立地していながら、9戸中2戸が解約に。そこで、単なる原状回復ではなく、和室をクッションフロアの洋室に変更したほか、畳の張替え、エアコンクリーニングなどを実施しました。また、共用部分の廊下に一部水漏れが発生していたので、防水工事を行いました。原状回復だけで見た目を現代のトレンドに合わせたことで、減額することなく契約となりました。
今は核家族化が進み、部屋の数よりも広めの空間が好まれます。バルコニー側は特に、開放感がありニーズとマッチした間取り変更です。
【事例2】 (厚木市田村町 M物件) 2023年9月号満室成功事例掲載 |
ファミリー物件のリフォームと 間取り変更を実施 |
原状回復工事とリフォームを実施したファミリー向けマンション。洗面台、下駄箱を交換したほか、リビングの壁を撤去し、最近の新築物件では主流となっている広々としたLDKを実現させました。リフォーム済み、ペット可物件、エリア内での3LDK物件の希少性なども加味し、従来よりも4,000円アップして募集。見事成約につなげることができました。
ちょっとした工夫が大事なポイント!
物件の特性によって適した対応は異なります。ここでは、満室につながった複数の事例を紹介していきます。
【事例3】 (海老名市門沢橋 R物件) 2024年4月号満室成功事例掲載 |
外観、共用部分がきれいな駅近物件。 洗濯機置き場を現代風に |
ルームクリーニングやエアコンクリーニングに加え、キッチンや洋室のクロス張替え、トイレの壁、床下地、クッションフロアの張替えを実施しました。プラスアルファとして行ったのが、洗濯機置き場の見直し。ドラム式洗濯機が置けるような水栓に変更して、時代のニーズに応えられる物件に生まれ変わりました。
【事例4】 (厚木市戸田 W物件) 2024年1月号満室成功事例掲載 |
こまめなメンテナンスが奏功した 1985年竣工のアパート |
築年数は経過していますが、オーナー様がこまめにメンテナンスを行っていた物件です。空室になった部屋が長期の入居だったため、大規模なリフォームを実施し、賃料を上げて募集をかけたところ、賃料アップと満室の両方を手に入れることができました。
【事例5】 (厚木市栄町 M物件) 2024年3月号満室成功事例掲載 |
駅から徒歩圏内。長期入居者の退去後に 数カ月をかけて工事を実施 |
通常の原状回復に加えて、キッチンの新設、浴室入れ替え、サーモスタット水栓・ミラーの設置、トイレの入れ替え、押し入れへハンガーパイプの設置などを行いました。「駅近」という立地に注目して、賃料を上げても問題ないと判断。リフォーム代がより早く回収できるように賃料をアップしたところ、すぐに契約となりました。
【事例6】 (秦野市南矢名 H物件) 2023年8月号満室成功事例掲載 |
学生街にある、定期的なメンテナンスが ポイントになった築古物件 |
賃料を見直し、定期的にメンテナンスを実施していたため、築年数の割にはきれいな状態がキープされていること、バス・トイレ別、ネット使用料無料、43型4KTV+Fire TV stick付きというのも特徴として広告を展開。すると、これらが功を奏し、次々と契約が決まってあっという間に満室になりました。
リフォーム
【事例7】 (厚木市長谷 A物件) |
学生向けの卒業時には 設備を入れ替えているアパート |
【事例8】 (厚木市栄町 M物件) 2024年3月号満室成功事例掲載 |
駅近く退去時には必ず リフォームを行っているアパート |
特に大学生向けの物件の多くは4年周期で入居者が入れ替わります。そのため、退去後にはトレンドを加味したリフォームを実施することが重要です。例えば、日々の省エネ化が進む中で、古い型のエアコンは取り換えることで、入居検討者の印象をアップさせることができます。常に入居者のニーズを考えた対応をすることが、満室状態を維持する鍵となります。
小規模修繕
やみくもに手を入れるのではなく、ちょっとした修繕がイメージアップになります。ここでは3万円(税込み)以下でできる修繕の紹介になります。
トイレのタンク下のパッキン交換
スイッチ交換
押し入れの中段板の交換
流し台の底板の交換
浴室水栓取り付け脚パッキン交換
小規模修繕に備えるなら、KENTクラブの小規模修繕共済がおすすめ
「小規模な修繕にあまりお金を掛けたくない」、「急な不具合で発生した修繕による出費を避けたい」など、お持ちの物件の修繕費やその対応についてのご要望に応えられるのが、「KENTクラブ」のオプション「小規模修繕共済」。管理オーナー対象となりますが月々330円(税込み)で3万円(税込み)以下の修繕対象なので、まだの方はぜひご検討ください。
参加型DIYインスタで公開
新たな試みとして、NISHIDAのSNSを使って物件をリフォームしてみたい人を募集!大工さんに立ち会っていただきながら「DIY大会」を実施しました。個性あふれるアイデアが光るリフォームをご紹介します。
最近では、SNSを活用した宣伝が主流となっています。そこで、参加型のDIYイベントを大工さんやインフルエンサーを講師として起用し、学びや創造をSNSで配信することで注目度をさらに上げることができます。
事例なども踏まえながら、満室へのカギをご紹介しました。ただし、すべての物件にすべてが当てはまるわけではないので、実施の際は見極めが必要です。NISHIDAではこれまでの経験から最適な提案をさせていただくことが可能です。ぜひお気軽にご相談ください。
今月の号で掲載している物件は、過去の満室成功事例等に関する内容であり、現在の状況が変更されている場合がございます。予めご了承ください。