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株式会社西田コーポレーションNISHIDA BLOG外国人の入居を考える ー 増加している外国人在留者の対応 ー

外国人の入居を考える ー 増加している外国人在留者の対応 ー

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外国人の入居を考える   ー 増加している外国人在留者の対応 ー

令和5年末時点で日本に在留する外国人は、341万 992人で、前年末に比べて10.9%増加し、過去最多となり、日本の人口の約2.5%を占めています。NISHIDAの営業店にも外国人客が増え、今年の来店者数は昨年の約2倍になりました。言葉、文化、常識の違う外国人の受け入れは難しいと感じるオーナー様もいらっしゃるかもしれませんが、これからは、柔軟に対応することで、空室対策にもつながります。今回は、最近の傾向とNISHIDAの対応策などをご紹介します。


外国籍の方のお部屋探しが増加!!

 
厚木市の外国人住民登録者数
5年間の推移
  令和5年
厚木市の国別外国人住民登録者数



お部屋探しの属性TOP3   来店者国籍ランキング
1.留学生   1.中国
2.技能実習者   2.ベトナム
3.永住者   3.スリランカ
    4.インド

※2024年1月〜2024年9月の西田コーポレーションへの来店数・申込数から算出。


コロナ禍が明け、外国人住民登録者が増加。今年に入って、アメリカやネパールが増。平均成約賃料は13万円で、本厚木駅南口駅前の家賃30万円の物件が決まった事例もありました。1~9月には申込者数が約100人、来店者数は120~130人となっており、反響数はそれ以上となっています。お部屋を探す理由は、留学(学生)が最も多く、それを反映してか、平均の入居期間は約3年という結果に。しかし、留学生は毎年やってくるため持続性がある属性ともいえます。企業は技能実習生を、大学は留学生を積極的に受け入れる傾向が強まっており、外国人需要は今後も増加すると考えられます。


外国人の希望は?

単身者が多いので、間取りは約7割がワンルーム、1K。約3割の永住者は、ファミリー層かつ大企業勤めが多いため、単身者よりも広い部屋を望んでいます。また、国にはよりますが駅近やバス・トイレ別へのこだわりはあまりない様子。駅から少々遠くても、スーパーが近ければ問題ない、湯船にはつからないから、シャワーがあれば十分、和室・・・日本ぽくっていいね!というような声を聞くこともあります。外国人の希望条件は一般的な日本人のそれとは異なります。外国人に門戸を広げることで、これまで苦戦していたお部屋が決まることがあるかもしれません。





文化言語違いによる問題課題

ゴミの出し方 騒音 注意喚起 緊急時の対応

例えば、家賃を滞納していた外国人入居者のケースでは、振込先が分からず困っていたにもかかわらず、言葉で伝えて確認することができず、結果的に滞納となってしまいました。また、母国とゴミ出しのルールが異なることによるトラブルや、エアコンが壊れても誰に相談すべきかわからずに体調を崩してしまった事例もあります。このように、言葉や文化の違いに戸惑っている外国人入居者は少なくありません。「知らなかった」「分からなかった」「実は困っていた」という状況を、初期の段階でできる限り防ぐことが相互理解の第一歩だと考えています。「ルールをしっかり伝え、守ってもらうこと」が重要ですが、言葉や文化の違いが想像以上に障壁となることもあります。NISHIDAでは、社内でできることを積極的に実践し、齟齬をなくす努力を続けています。




意思疎通を図るためにNISHIDAの対応・対策


 
1. 外国籍に特化した
保証会社と提携
外国人に様々なソリューションを提供しているGTN社に保証はもちろんのこと、外国人の入居者サポートを依頼しています。GTN社はNISHIDAの管理物件に絞ってデータや履歴を提供してくれるため、状況を把握し、それに対する策を講じやすい体制となっています。
2. 外国語が話せる
営業スタッフを採用
日本語が話せる外国人はそう多くはありません。NISHIDAでは、中国語、英語、ベトナム語、スペイン語が話せるスタッフを採用し、少しでも外国人入居者の理解が進み、オーナー様と外国人入居者が安心して過ごせるように努めております。また、他のスタッフによく使うフレーズや言葉のニュアンスを共有することでアップデートを図っています。
3. 翻訳ツールを利用し
会話、書類やパンフレット等も
翻訳して活用
話すのが難しいスタッフは翻訳ツールを活用し、必要な場合にはGTN社と協力して通訳を依頼することがあります。また、パンフレットや見積書、物件資料の見方を翻訳したものを作成し、サポートするツールを用意しています。こうした取り組みを通じて、相互理解を深める姿勢を整えることが、円滑なコミュニケーションの第一歩です。そして外国人を誘致している学校や企業に合わせてそのツールを活用して円滑なお部屋探しをできるように努めています。 
4. 専門学校や
企業と提携





ニーズに応えるためにWebで完結

日本に来る前にお部屋を探すのが一般的


最近では、外国人を斡旋している企業や学校からお部屋探しの依頼が増える一方で、来日前にお部屋探しをする外国人も多くなっています。本国にいる段階で物件を紹介できないかというニーズに応えるため、当社では外国人向け専門のポータルサイトと提携し、外国にいながら日本の物件を探し、Webで契約を完結できるシステムと店舗を導入段階です。この戦略により、より多くの外国人のお客様を獲得することを目指しております。



日本の少子高齢化と集合住宅の増加により今後の賃貸経営には外国人の存在がますます重要になっています。社会全体でそういった動きがある中、対応と対策が必要になってきます。外国人の入居にはまだ課題もありますが、ひとつひとつクリアしていくことで、オーナー様にとってもプラスのご提案となっていくと考えております。何か気になることがございましたら、お気軽にお声がけください。

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