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変わる!!エアコンの省エネ新基準で価格上昇の可能性知っておきたい今後の賃貸物件のエアコン事情について

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変わる!!エアコンの省エネ新基準で価格上昇の可能性知っておきたい今後の賃貸物件のエアコン事情について

近年の気温上昇や夏場の熱中症対策として、エアコンは生活に欠かせない設備となっています。そんな中、懸念されているのが「エアコン2027年問題」です。これは、2027年度から家庭用エアコンに適用される省エネ基準が大幅に引き上げられることにより、現行の基準を満たさないエアコンは製造・販売ができなくなるという問題です。今回はこの問題の背景と今後のエアコン市場の動きについてご紹介いたします。


能力の高い大きめのエアコンを選ぶメリット

エアコンの基準が変更されましたが、近年の異常気象により、従来であれば標準的な冷房出力で十分だった部屋でもフルパワーで負荷がかかり耐用年数よりも早く、7年で交換が必要となった事例もありました。一方で、出力に余裕のある「大きめの機種」を選ぶことで、常に全力運転する必要がなくなり、エアコン自体の負荷が軽減されます。結果として、機器の寿命が延びる可能性もあるのです。性能基準やスペックだけでなく、使用環境や今後の気候変動を見据えた機種選定が、長期的な設備管理には欠かせません。



この新基準では、エアコンの年間消費電力量や冷暖房効率に関する評価方法が変更され、より高い省エネ性能が求められます。そして次の要因により価格が上昇するの可能性があります。

①省エネ性能向上による製品価格の上昇

すでに省エネ性能の高いエアコンは、従来型と比較して本体価格が高い傾向にあります。より高性能なモデルが主流となることで、価格の平均水準が上がる可能性があります。


②駆け込み需要による価格高騰

基準改正前にコストを抑えた現行機種を購入しようとする「駆け込み需要」が予想されます。その結果、在庫のひっ迫や価格の上昇につながる可能性があります。


③生産ライン再編・供給不安

新基準に対応した機種の開発・製造により、各メーカーは既存の生産ラインを見直す必要があります。その過程で一時的な供給の減少や、生産調整による品薄が懸念されています。

④物価高による影響

昨今の原材料費や輸送費の高騰に伴い、すでに多くのエアコンメーカーが値上げを実施しています。今後さらに価格が上がることも視野に入れておくべきです。


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一般家庭では、省エネ性能の高いエアコンを使用することで電気代の削減につながり、導入コストを一定期間で回収することが可能です。しかし、賃貸物件の場合は事情が異なります。たとえ電気代が抑えられても、オーナー様にとっては直接的な費用回収にはつながりません。そのため、将来的な価格上昇を見越すと、価格が上がるまえに交換するか検討する必要があります。一方で住宅の性能を示す「住宅性能ラベル」の表示も賃貸物件でも推奨されるなど、省エネ性能の“見える化”が進められています。こうした流れの中、今後は「省エネ性能が高い物件」が入居者に選ばれる時代になる可能性があります。


古いエアコンは買い替えのご検討を!!




エアコンの耐用年数は一般的に約10年。入居者が退去した後の原状回復のタイミングは、エアコン交換の絶好の機会です。これを逃してしまうと、次回の交換時には新たな省エネ基準を満たすエアコンの設置が求められ、コストが大きくなる可能性があります。また、入居時に壊れてしまった場合、エアコン以外の養生の追加費用や賃料減額となってしまう場合もあります。 弊社では設備や経営の状況によって、ご提案から工事まで一貫した対応が可能です。見積もりがほしい、計画的に交換していきたい・・などぜひご相談ください。

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