ブログ

NISHIDA
BLOG

3年ぶりの野球教室

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
3年ぶりの野球教室

 このブログで何度も告白している通り、私は物心ついたときからの野 球少年で、友達とのキャッチボールを遊び代わりに大きくなりました。 もちろん、中学、高校時代は野球部に入って毎日真っ暗になる頃まで練 習に明け暮れ、甲子園に行くことを夢見て過ごしました。そんな私にとってまさに夢のような一日がやってきました。時は2016 年1月23日、場所は厚木市の玉川野球場。ここに憧れの野球選手が大挙 してやってくるのです。果たして当日の朝グランドに行ってみると、ベ イスターズが日本一に輝いた1998年に日本シリーズMVPを獲得した「マシンガン打線」の鈴木尚典選手が、地元厚木高校からベイスターズに入 団して同じく優勝の年に大活躍した川村丈夫投手が、そうして34年前に 池田高校のピッチャーとして甲子園優勝を果たした畠山準選手までがい るではありませんか。まさに夢のような顔ぶれで、私は天にも昇るよう な気分になってしまいました。
 これら現役を退いた有名選手が何をするのかというと、「NISHIDAベ ースボールアカデミー」という催しで野球部に所属している中学生に直 接実技指導を行ってくれるのです。ピッチャー、キャッチャー、内野手 、外野手とポジションに分かれてプロならではの守備のコツを教えてく れ、打撃のポイントや各ベースまでの走り方、リードの取り方までこと 細かに指導してくれるのです。あの鈴木選手が、川村投手が、そのテク ニックを惜しげもなく披露して熱血指導を行ってくれるわけです。その様子を端で眺めながら、ああ私も中学生だったらよかったのにと、どれほど思ったことでしょう。

当社主催のこの「NISHIDAベースボールアカデミー」は、今回が2回目の開催になります。
初めてこの催しを行ったのは、3年前の2013年のこと。厚木市内の野 球部の中学生200名近くが参加してくれて、大好評のうちに幕を閉じました。翌年も同様の開催を予定していたのですが、なんと当日になって 大雪が降ってしまい、急遽中止せざるを得ませんでした。次こそと思っていたら、今度は各方面のスケジュールが合わず、開催は諦める以外な いことに。そんな紆余曲折を経ての今回のベースボールアカデミーの開 催です。ところが、例によって天気予報は雪のマーク。また雪かと心配していたのですが、当日は曇り空。まずはほっと胸をなで下ろしました。
 そうして始まった横浜DeNAベイスターズOB講師陣による直接指導。2 時間半にわたって、みっちりきっちりと丁寧かつ元気のいい指導が行われ、参加した中学生全員が打って走って投げてキャッチしてと持ってい る力を最大限に発揮して切磋琢磨のひとときを過ごしました。教わって いる講師陣がもとプロの選手ならば、自分の技を周りで見ている仲間た ちも他校の選手ばかりとあって、中学生たちはみな緊張した表情で、真 剣に講師の方々の言葉に耳を傾けています。もとプロの方々の指導をこ れっぽっちも聞き逃すまいと、一心に視線を注ぐその姿は実に印象的で した。

 横浜DeNAベイスターズOB陣による野球教室はお昼で終了し、午後から は「ストラックアウト」「スピードガンコンテスト」などの野球ゲーム の開催となり、3時には予定通り終了となりました。
 終了後には、今日一日お世話になったグランドへの感謝の気持ちを行 動で表わしてほしいと考え、参加者全員での清掃をお願いしたのですが 、数多くの学校の生徒さんが早々と切り上げるなか、最後の最後まで残 って掃除が足りなかった箇所をきれいにして回る中学校の姿がありまし た。生徒さんの素晴らしさはもちろん、顧問教師の方の行き届いた指導 ぶりに感激を覚えたものです。
 感激といえば、今回もっとも嬉しかったのは、ベースボールアカデミ ーをやりたいという当社の申し出に数多くの企業が賛同いただき、28社 もの企業の協賛をいただけたことです。これらの協賛企業の方々が陰に なり日なたになってご協力いただき、さらにレンブラントホテル様に至 っては和食の料理長が自ら会場で豚汁を作っていただくというサプライズまでいただいてしまいました。
 もちろん当社としても20名体制で、数ヶ月前から綿密に準備を行い本 番に臨んだわけですが、当社だけではなく厚木の地元企業の皆で盛り上げた教室となりました。嬉しい限りでした。

 アカデミーの終了後には、参加してくださった中学校のコーチ、監督 の方々から、本当に良かったとの感謝の言葉を数多く受けました。指導者の方にとってもしかして出過ぎたことと受け取られるのではないかと かねてから気にしていたことだけに、これも大変に嬉しく感じました。
 感激と感謝と感動の一日でした。 ご参加いただいた方、ご協力いただいた方に、この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加