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NISHIDA
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私の贅沢 私の夢

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私の贅沢 私の夢

 近年は早い時期から猛暑になるせいで、8月がやってきてもまだ8月なのかという感慨に襲われます。そのあとで、まだまだ暑さは続くのだなという諦めが追いかけてきます。
 そうです。まだ夏の風物詩である高校野球の全国大会もスタートしていないのです。なんだか季節感覚が狂ってきて、長い長い夏に順応できないでいる自分がいます。



猛暑のなかの多忙

 夏休みの楽しみというものも、ここのところぐんと減ってしまいました。
 どこか涼しいところに行きたいと思うのですが、北海道も場合によっては35度超えの日がやってくるし(一昨年の函館旅行がそうでした)、軽井沢は人が多いうえにすべてが高額で行く気になりません。
 どうしようかと思いながら出社すると、夏だというのに目が回るような忙しさです。
 幸い会社の事業は順調であるうえに、幹部が育ってきているので心配はないのですが、それでもあれやこれやとするべきことがあります。
 さらには、あちらこちらで役員を仰せつかっているがゆえに、顔を出さなければならない会合も目白押しです。
 明らかに若い頃よりは忙しくなってきていて、これを喜ぶべきだろうかどうだろうかと考えています。



私の最後のひとつの夢

 この分では、夏休みも自宅にいてなんとなく過ぎていくと思われますが、そんななかで私には密かに胸にしたためている夢があります。
 今さらと笑われそうな夢ではありますが、いやなんとか実現したいともくろんでいます。
 というのは、住まいに関する仕事をずっとやってきた私なのですが、最後に自分の家を建ててみたいと思っているのです。
 大きな家でなくていいのです。こじんまりとしながらも、ゆとりが感じられて落ち着ける家。暑さ寒さが厳しいなかで、快適な温度ときれいな空気が循環する家。細部まで吟味し練り上げた自分好みの家。それを建ててみたいのです。



それでも欲しい住処

 もちろん、これまでお客様のために何十軒と家やアパートを建ててきて、一軒の家を建てるのがどんなに大変なことかよくわかっています。
各分野の専門家と何度も打ち合わせをして、費用をにらみながら、ああでもないこうでもないと詳細を詰めていく手間と苦労は、よく理解しているつもりです。
さらに、私のような年齢で家を建てるのは、もう何年もそこで暮らせないのだから無駄だという意見もよくわかります。
 それでも自分の最後の一軒を、建ててみたいと思うのです。



あこがれと贅沢と夢と

 これまでの人生で、子どものため、家族のため、会社のため、人のためと思って頑張ってきました。
 それはそれで誇らしいことなのですが、人生の残り時間が少なくなってきた今、自分のために時間やお金を使いたいとつくづく思うようになりました。
 その思いのひとつが、家という形で具体化したのです。
 そこで誰に遠慮することなく気ままな時を過ごし、友人が訪ねてくればともにひとときを分かち合う。私のあこがれる贅沢です。
 家人のある我が身ですが、家人にはまだ計画を打ち明けてはいません。ですが、ともに家族を最優先に時間を過ごしてきた同志です。こちらもこれからは少しだけ自分のために余力を使いたいと願っているにちがいありません。

未来へと導いていくもの

 この夢、遠い夢物語ではなく、すでに候補地は確保してあります。今年プランを煮詰めて来年から建築をスタートする予定でいます。
 自分の夢をなんとか実現させたいという気持ちと、では実際にどんなものにしようかと思い悩む楽しさ。これらのワクワク感はきっと、これからを生きる私の原動力となるにちがいありません。
 この計画を考えていると、実際の年齢を忘れてまだまだがんばらねばという意欲がムクムクと湧きあがってきます。
 夢はいつでも、人を未来へと導いていく原動力なのだと思います。

 

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