節目の年に躍進を願う
朝の冷え込みは厳しかったものの、きっぱりと晴れて清々しい新年の訪れになっています。2025年のスタートです。
なんでも今年は60年に一度巡ってくる「乙巳(きのとみ)」の年らしく、歴史を紐解くと新しい時代の幕を開ける象徴的な出来事が起こってきた節目の年だということがわかります。
齢(よわい)を重ねた私です。60年前の乙巳の年のことは覚えているはずですが、この年、1965年はつい数ヵ月前に開催された東京オリンピックの興奮冷めやらぬなか、高度経済成長時代への歩みを実感する飛躍の年になったと記憶しています。
そうして今年の乙巳の年です。新しい時代が大きなうねりを伴ってやってきていることを予感しながらの幕開けとなっています。
柔軟な心が考えたこと
その節目の年に、私自身は心身ともに充実、怖いものなしでどこからでもかかって来い…と言いたいところですが、ここのところちょっと自分の肉体年齢を感じることが増えてきました。
昨年の年末に寒風吹きすさぶゴルフ場でプレーをしたのですが、これがなんだか不甲斐ない結果に終わってしまいました。
寒さのせい…と思いたいところですが、なぜかミスショットが続き、挙句の果てに短いパットまで外してしまう始末。やはりこれは考えたくないが年齢のせいなのだろうかと、しばし落ち込んでしまいました。
だが人間の心は柔軟なものです。
いやいや、もうスコアなどはどうでもいい。健康のために、こうやってゴルフができている喜びのためにやっているんだと、北風に頬を赤らめながら過去の栄光を振り捨てたような次第です。
新しい年新しい事業
体は年齢相応になってきている私ですが、気力とやる気のほうは若い頃と変わらず、いやそれ以上に充実していると自負しています。
そうして、昨年度の好調を追い風に自社の今年を思い描いています。
昨年度からどの部署も、スタッフがきちんと力をつけてきていることを実感している私です。その力を発揮すれば、今年も手応えのある結果が出るであろうことは想像に難くありません。
そのうえで、今までわれわれを育ててくれた地域に恩返しができればと考えています。
つまりは、早々に新規事業を開始しようと計画していて、これがオーナー様からの要望の大きい見守りや訪問介護の分野なのです。
元旦に込める願い
突飛なアイデアと思われるかもしれませんが、地域社会を守り、オーナー様を末永く守っていくためには不可欠な業務であろうと思っています。
超高齢化社会がこれからも加速していきます。十分な高齢者向けサービスが社会全体で提供し続けられるかどうか不安が増すなかで、慣れ親しんだ自宅で暮らし続けていきたい方々に、われわれなりのきめ細かな安心をお届けできたらと考えています。
オーナー様を守り、ご資産を守り、広く地域を守っていくために、新しい扉を拓く飛躍の一年になることを祈願しながら、お屠蘇の味に舌鼓を打っている私です。