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NISHIDA
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ノーモア・ブレーキ

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ノーモア・ブレーキ

 相変わらずの新型コロナウイルス感染症は、第7波がやっと落ち着いてきたところです。先月のシルバーウイークでは各行楽地が久々の人出を期待したところですが、よりによって三連休を狙った台風に二度も見舞われ、惨憺たる状況だったと聞いています。
 そうして国内ではウクライナ侵攻に端を発したエネルギー価格高騰のあおりを受けてあらゆる製品や商品が値上がりし、株価は下落、円安も進み、一方で賃金は上がらずと、まさに苦難の状況にあります。
 これでなぜ国民は憤らないのか不思議になります。長いコロナ自粛生活のせいで、気力も体力も削がれてしまったのではないかと疑うほどです。



街の元気と国の元気

 さて、神奈川県厚木市を地盤に不動産業を営んでいる我々の会社のキャッチフレーズは、「街を元気に、あなたに笑顔を」です。
 この文言ですが、ここに至って腕組みをして考えてしまいます。街を元気にしたくても、そのおおもとの国が元気でなければ、元気になりようがありません。
 いま街中を眺めてみると、人々はマスクをしてうつむきながら黙々と家路を急ぐだけ。バーや居酒屋は人もまばらで、威勢のいい乾杯の声や笑い声が消えてもう2年半が経ちます。
 当社が管理をさせて頂いている店舗でも、ここまで耐えてきたものの、もう限界と閉店を決めるテナント様が相次いで、大変なことになっています。
 コロナ禍のなかで業績を伸ばしている業種もあるというのですが、飲食店や宿泊、小売りなどの業種が元気にならないことには、街は元気になっていきません。
 街の元気は、人々の心の元気の源です。
 そろそろ本当に限界ではないかと、私は感じています。



求む! 強いリーダー

 経済というものには、空気感が大きくものを言います。このままではお酒を楽しんだり、旅行に出かけたり、おしゃれをしたりするのも億劫になり、さらには結婚して子どもを持つのも積極的になれず...ということになります。
 ずっとかけ続けてきたブレーキですが、もうアクセルに切り替えなければ、街も国も人も社会もだめになってしまいます。
 感染対策と経済活動を両立する道はきっとあるはずです。
 まもなく臨時国会が召集されますが、国民がいちばん求めているのは、早くコロナ政策を転換して経済を動かし豊かな社会を取り戻してほしい...ということではないでしょうか。
 それをくみ取って英断を下せる政治家が現れないものでしょうか。
 遠い昔に見た映画やTV番組で、ピンチにヒーローが駆けつけてくれた場面のような、あの高揚感と期待感をいま一度望んでいます。

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