先代から受け継いだマンションを所有。「工業塗装」を手掛けている会社を経営しています。~オーナー様インタビュー46~
お父様の代から、工業塗装の工場を経営されているというオーナー様夫婦。NISHIDAとは約20年の付き合いで、先代が購入された賃貸マンションの管理をお任せいただいたのがきっかけ。これを機に色々とアドバイスをさせていただくようになり、最近は外壁カラーの提案や施工までを担わせていただきました。今回は、所有されているマンションや事業のことなどを語っていただきました。
NISHIDAさんのアドバイスにはいつも助かっています。
海老名市にある「アンデスハイツ」は、先代(奥様の父)が購入した賃貸マンションです。当時、新築の建売で二棟売り出されていたようですが、返済のリスクなどを考慮したうえで、そのうちの一棟を購入したようです。現在は、先代の意志を引き継ぎ、私たち夫婦が経営しています。
今年、NISHIDAさんにお願いして、外壁の塗装をしてもらいました。単に既存の塗料から色を選ぶのではなく、まず他の物件と差別化できるようなデザインイメージやコンセプトを丁寧に説明していただき、「他社とは違うな」と感じました。見た目をきれいにするだけでなく、好感が持たれるデザインにし、見に来た人の印象を上げることで、空室対策にもつなげようという意図があったようです。今回の事例に限らず、どんなシーンでも良い提案をしてくださるので、とても助かっています。NISHIDAさんは、各物件に対して何が最適かを常に考えてくれているのだと思います。
また、現在は将来的な資産として土地を購入し、コインパーキングの運用を始めました。今後も賃貸経営についてアドバイスをいただきたいと思っています。
白と茶をベースに、ワインレッドとエメラルドグリーンの2色をアクセントカラーに採用した外観。屋上、バルコニー防水、鉄部のサビ補修、共用部床のシートの張替え、タイルの補修など将来的に継続して経営していくための外壁塗装工事を実施しました。
先代が使っていたお庭には池があり、なくす予定でしたがご主人が引き継ぎ、今はメダカを飼われているそうです。
鹿児島に住んでいらっしゃるというご長男。すっかり釣りが趣味となり、海釣りなどにも出かけられているとのこと。
塗装はホコリや塵が天敵です。
株式会社アンデス美工は、先代が一九七〇年代に創業した会社です。塗装のなかでも「工業塗装」を手掛けており、例えば車のパーツや家具のプラスチック部分、カーボン製品などに塗装を行っています。かつて、ソニーのVAIOが流行した時期には、月に一万台の塗装をこなしたこともあります。塗装で最も苦労するのはホコリや塵で、塗面に少しでも混入すると研磨して取り除かなくてはなりません。いかにこの工程を減らすか、作業環境を整えることに注力しています。
先代がこだわったのは、塗装ブースの環境でした。洗浄液にオイルを使用した精良なオイルブースを採用し、塵などを除去しやすい環境を整えました。このブースは耐用年数が長い点も特徴で、今使っているこの設備や環境も先代から受け継いだものです。
賃貸経営と会社の両方とも先代から引き継いだものです。これらの資産や事業をしっかりと継続していくために、さまざまな人の意見を取り入れ、家族で一歩一歩進んでいます。先代の想いを繋げていけるように、NISHIDAさんには今後とも修繕を行いながら長く続けていける方法について、アドバイスをお願いしたいと思います。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。(談)
綾瀬市で操業されているアンデス美工の工場。塗装のための精良なオイルブース(写真上)、工業用のプロダクト塗装(写真下)。「仕事が忙しく趣味の時間がなかなか持てません」とご主人。