ブドウと梨の農園と賃貸経営を夫婦で分担して取り組んでいます ~オーナー様インタビュー55~

ブドウと梨の果樹園を営むオーナー様は、先代から受け継いだ賃貸物件を自主管理されています。ご夫婦で農園と賃貸経営を分担しながら、お客さんや入居者さんに愛される経営を続けていらっしゃいます。今回のインタビューでは、その秘訣や、長く続けるためのリフレッシュ方法についてお話を伺いました。
入居者さんに寄り添う賃貸経営
不動産は先代から私が引き継ぎました。賃貸物件は、学生や単身者向けのワンルームとファミリー向けアパートを各1棟、さらに借家を1棟、計3棟を所有し、すべて自宅から徒歩圏内で自主管理しています。よく「自主管理は大変では?」と聞かれますが、先代のやり方をそのまま受け継いでいるため、私自身はあまり大変と感じていません。むしろ、不動産会社の方々とつながりが持てることや、入居者さんと距離が近いことを大きなメリットに感じています。「今日はお休み? 梨を持っていく?」といった日常的な会話を楽しんだり、親御さんから連絡をいただいて様子を見に行ったり…。普段からコミュニケーションをとることで、不具合を早く察知してすぐ対応できることもあります。やはり日頃のやり取りがとても大切ですね。
また、アパートは平成4年と9年に建て替えており、草取りや室内の修繕などを定期的に行い、常に綺麗な状態を維持しています。そのおかげで長く住み続けてくださる方も多く、現在も満室の状態が続いています。もちろん、急な退去など想定外の出来事もありますが、そうした際にはNISHIDAさんをはじめ、プロの不動産会社の皆さまに支えられており、とても心強く感じています。
水の豊富な秦野で、梨やブドウづくり
昔から秦野で農業を営んでおり、過去帳を遡ると江戸時代、約400年前から続いているようです。40年ほど前からは果樹農業に転換し、現在は複数の農園を主人と私、そしてお手伝いの方3人で切り盛りしています。栽培しているのは、幸水をはじめとする「梨」と、巨峰やシャインマスカットなどの「ブドウ」です。
山から引いている水のおかげで安定した収穫が見込め、果物は主に直売所で販売しています。予約を受けて宅急便で発送することもあり、お客様の中には北海道や沖縄など遠方から注文してくださる方もいらっしゃいます。秦野の農園は昔に比べてだいぶ減ってしまいましたが、「以前いただいた果物がとても美味しかったので、また注文します」という声を聞くと、この仕事を続けてきて本当に良かったと感じますね。
現在は、賃貸経営は私が、農園は主人が中心となって、それぞれの役割を分担して取り組んでいます。賃貸経営も農園も、私たちの代で終えるつもりですが、その日までは変わらず今の形で続けていきたいと考えています。NISHIDAさんは毎月、営業担当や訪問隊の方が足を運んでくださるので、分からないことがあれば今後も安心して頼りたいと思っています。(談)

鳥取県の三徳三佛寺投入堂と神崎神社の彫刻など仏像だけでなく歴史ある建物も楽しみにしているオーナー様。趣味はトレッキングや寺社仏閣巡りで、沖縄の西表島ではシュノーケリングなどのマリンスポーツも満喫されています。
地元の湧き水で育ったブドウや梨はみずみずしく、美味しいものばかり。7月に始めた予約は開始早々に完売するなど、どれも人気です。販売方法は直売と発送のみですが、毎年売れ残ることもなく、むしろ生産量が足りないくらいなのだとか。
学生向けのワンルーム(上)とファミリー向け(下)の2LDKの物件。小田急線「鶴巻温泉駅」から徒歩約5分の過ごしやすい環境にあります。自主管理で丁寧にメンテナンスを行っている物件は満室をキープしています。

