6棟の賃貸物件を堅実経営、信頼できる不動産会社選びには基準があるんです ～オーナー様インタビュー57～
オーナー様は、市役所を定年退職した後、社会福祉法人で勤務を続け、先代からの不動産業を継承しました。仕事を持ちながら、奥様と一緒に取り組んだ賃貸業は、「堅実」を大切に人生を歩んできた道のりでした。今回はオーナーに安定した賃貸経営の秘訣や日々の生活の話などを伺いました。
本業を続けながら、不動産賃貸業を継承
市役所を2012年に少し早目に定年を迎えました。ところがゆっくり過ごせたのはわずか1カ月ほど。市役所時代に3年ほど福祉関係を手掛けていた経験から、社会福祉法人で働くことになったんです。2023年までお世話になり、現在は不動産賃貸業を本業にしています。
我が家はもともと、市内にいくつかの土地を持っていました。どこも四角い地型の土地ばかりです。そこで先代が1960年代に平屋を建てたのが、我が家の不動産業の始まりです。ただ、当時は不動産業がそれほど一般的ではありませんでしたから、まわりからは「そんなものを建てて」と驚かれることもあったと聞いています。
その後、固定資産税などの税金対策として1986年の1棟目を皮切りに、2020年までに計6棟のアパートを建築しました。物件は駅に近く、市役所と駅の間にあり、利便性が良い立地です。当時は本業と並行しての経営ということもあり、不動産会社に管理をお願いしました。運営や管理など日々の手間が省けてとても助かりましたね。物件は不動産会社さんの集客のおかげもあり、高い入居率を保っています。だた、近年はサブリースの契約期間の満了やサブリース会社からの要望などで家賃が減額になることも増えてきたため、少しずつ経営方針を変えてより安心でき、信頼の置ける新たな管理会社にお願いしています。
良い不動産会社さんとの繋がりが大切
これまでの賃貸経営を通じて管理を任せる利点が知れたのはとても有難かったですね。現在は一部を新たに地域の不動産会社さんにお任せしています。そのうちの1社がNISHIDAさん。他の業者さんのご紹介で2022年に知り合いました。物件の集客から管理まで、きめ細かくサポートいただいています。改めてこれまでを振り返って、感じるのですが、不動産賃貸業は不動産会社選びが肝心。賃料などの条件面を含め、オーナーの側に立ち提案してくれる会社、担当さんかどうかなのではないでしょうか。 NISHIDAさんには遊休地の活用など今後も頼りにしたいと考えています。
不動産事業と切り離せないのが相続税対策です。私も2025年に母から相続したのですが、先代の相続の時と比べて、早目に税理士に事前に対策したため、どこも売ることなく納税が完了しました。「相続時には、どれくらいの税金支払いが必要か」などあらかじめ相談しておくことをおすすめします。もう子どもたちも成人しましたし、今は私たち夫婦と2匹のワンコたちとで、ゆっくり過ごす毎日です。家内からは「十分働いたんだし、これから少し人生を楽しんでもいいんじゃないかしら。」と言われるのですが、役所勤めのころから堅実な人生が身についているので、すぐには変えられません。ただ、十分に働いたのは事実ですので、これからは妻と一緒に生活を謳歌すべきなのかもしれませんね。（談）
オーナーご夫婦と暮らしているのは、トイプードルの「トム」君（9歳）と、シーポメ(ポメラニアンとシーズーのミックス) の「カイ」君（8歳）の2匹。人間でいうと50歳前後のまだ働き盛りの年齢です。元気いっぱいに過ごしています。
トム君とカイ君、ハートマークのコラボが愛らしいオーナー愛用のマグカップです。娘さんからのプレゼントだそうです。
1Rの12戸、築31年、駅から徒歩約8分の好立地の物件で、ほぼ満室状態です。全部屋にロフトがあり、単身向けの物件となっています。
