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NISHIDA CUP 2018

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NISHIDA CUP 2018

 猛暑酷暑の言葉ばかりを耳にした今年の夏も、暦が進んで九月へと移ってきました。  
 少しは涼しくなることを期待したいものですが、月が変わると今度はジメジメグズグズの空模様が続いて、まるで梅雨が戻ってきたかのよう。かんかん照りは辛いものですがムシムシ湿気も同様に息苦しくて、ただひたすら秋の到来が待ち遠しい昨今です。 
 想像を絶するような猛暑の八月でしたが、厚木の街では8月4日と5日の二日間、恒例の鮎まつりが開催されました。当社も例年のようにスタッフが露店の出店などで祭りを盛り上げるお手伝いを行ったのですが、今年はそれに合わせて「NISHIDA CUP 2018~厚木招待U13大会~」というサッカーのイベントが開催され、本当にいい思い出になりました。

 

一流選手から学ぶもの

 この大会というのは、もともと協賛なしのボランティアで長年行ってきたものなのですが、昨今の子供向けスポーツ大会では健康管理が責務となってきており、病気や怪我に対応するスタッフや冷房完備の控え室の確保など、運営全体がボランティアの範疇を超えてきているのが現状です。そこで我々に協賛依頼のお話があり、ご協力させて頂くことを決めたのが昨年のこと。以来、当社名を冠に抱くサッカー大会が開催される運びとなりました。
 我々としても、地元の野球やバスケットボールのイベントなどの支援は以前から行っていても、サッカーは未開拓の分野で、世界でもっとも競技人口が多いとされるこのスポーツでも地域の皆様のお役に立てたらとの思いで協賛となった訳です。
 期間中は3日間にわたって試合が行われたのですが、せっかくスポンサーになったからには何か新しい有意義な体験をして頂きたいとの想いでいろいろ考えた結果、一流選手を招いてのコーチングをスケジュールに組み込んで頂きました。開会式が行われた8月4日に、元サッカー日本代表の秋田 豊 氏を招いて2時間ほどの指導を行っていただきました。
 1998年のフランス大会と2002年の日韓大会の2つのワールドカップにディフェンダーとして出場した秋田氏ですが、U13のサッカー少年達が生まれる前の出来事とあって、実際に選手としての彼を知る子供達は少なかったと思われます。本人の「僕のことを知らない人」の問いかけに、3割くらいの少年少女の手が挙がったほどです。
 ところが不思議なことに、得意のヘディングを中心とした指導を受けているうちに、少年達は彼の凄さを肌で感じたらしく、全員での集合記念撮影の後には、秋田氏を知らないと手を挙げた子供達まで、一緒に写真を撮ってもらおうと秋田氏のもとへ駆け寄る事態となりました。一流選手に指導を受けるというチャンスは、早々あるものではありません。その感激、その幸運を写真として残しておこうとする少年達の姿。そうして、してやったりという満足の表情を浮かべている秋田氏。その様子を眺めながら、やはりスポーツというものはいいものだなと胸がジンとしました。

子供の宝物を増やすこと

 子供時代にスポーツで心と体を鍛えることは、とても大事なことだと思います。
 いじめや自殺、不登校など子供を取り巻く環境には厳しいものがありますが、だからこそ仲間と汗を流して、そうして将来に夢を育んでいくことが大切なのだと思います。
 はしゃいでいる皆の様子を見ながら、ここにいる子供達がどうかまっすぐ育っていってほしいと願ったことでした。
 さらに、このなかからJリーグを目指したり、世界のリーグに活躍の舞台を広げて行く逸材が出てきたりしたら、そのときは一流選手とグランドで触れ合ったこの日のことを思い出してくれるにちがいないだろうと、勝手な想像の翼を広げてみたものです。

 そんな思いを抱きながら灼熱のなかの大会は進んでいき、つつがなく大会を終了することができました。
 大会をお手伝いいただいた皆さん、参加してくれた子供達や高校生の女子サッカーチームの方々、そうして秋田氏にこの場を借りてお礼申し上げます。
 第2回目を数えた「NISHIDA CUP」は、来年3回目が暑いさなかに開催の予定です。
 サッカーを通してみんなの喜ぶ顔が見たいから、1年先が待ちきれない気持ちです。

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