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株式会社西田コーポレーションNISHIDA BLOG戻ってきた笑顔 戻ってきた活気

戻ってきた笑顔 戻ってきた活気

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戻ってきた笑顔 戻ってきた活気

 ついに来る5月8日から、新型コロナウイルス感染症の感染法上の位置づけが5類へ移行されることになります。
 これを見据えて、私の周囲ではにわかに会議会合の開催が増えてきました。久しぶりに顔を揃えての会合が終わると、誰かれが声をかけてきて、まあ一緒に食事でも、または軽く一杯やりましょうということになり、自分のデスクに座っている時間が減ってきました。
 そうして、いざお店に出向いてみると驚くべき混雑ぶりです。食事を提供するお店はもちろん、居酒屋といわれるお店もお客さんがひしめいていて、こんな光景は実に何年ぶりだろうかと感心してしまいました。
 その中にはわれわれが管理を担当している飲食店もあってオーナーの方にご挨拶をすると、ここ数年間浮かない顔で厳しいですと呟いていた姿が一転。おかげさまで絶好調です、いや忙しくて忙しくてと、汗をかきながら声を返してくださるようになりました。

 これはわれわれに限らずビジネスを展開する者にとっては3年間我慢した末の待ちに待った状況で、とうとうここまで来たか、やっとコロナ前に戻ってきたかと笑みがこぼれてしまいました。
人が街にあふれ昼間はランチを食べる人が行きかい、夜になるとあそこここのお店から光がこぼれて乾杯の声が聞こえてくる。これこそが人の暮らす街で、そんな様子こそが街の活気そのものなのだと思ったことでした。



マスクなしの一日

 満席を理由に断わられて後にする居酒屋ではもちろん人々の顔に口を覆うマスクはなく、笑い声やしゃべり声がお店の外まで響いてきます。そうだ、以前はこんな世界だったのだと改めて考えてしまいました。
 3年間にわたって続いたマスク生活。これが「着用は個人の判断」との政府方針が発表されてから、すでに1ヵ月以上が過ぎます。

 先日、朝自宅を出る際にマスクを持ってくるのを忘れてしまい、まあいいかと会社に到着して仕事を始めてみると、マスクを外しても何の支障もないことがわかりました。どこに行っても誰と会っても問題はなく、改めて社内を見渡してみるとお客様と接する店舗スタッフは例外として、ほとんどの社員がマスクのない涼しい顔で仕事に向かっています。
 社内で行う会議も以前のスタイルに戻り、互いに顔を見合わせての意見の出し合いとなって、これにも感激してしまいました。

 緊急事態宣言の頃は、各々自宅に籠ってリモートでの会議行っており、意見を出し合っても、臨場感と即応性に欠けてしっくりこない話し合いが続く日々でした。ここ2年ばかりはその場に居合わせての会議となりましたが、マスクを付けての意見の出し合いを行ってきました。それがマスクを外した途端に表情がわかるようになり、この人は納得しているなとか、反対意見がありそうだなとかがはっきりわかるようになりました。



笑顔がもたらす恩恵

 会議ではある人の発言に全員が笑うことがあったのですが、そうです、みんなの笑顔を久しぶりに見ました。
 そうして、笑うことで得られる一体感とリラックス感というものを改めて認識しました。
 こうでなくてはいけない、と膝を打ったことでした。

 笑顔、微笑み、困り顔、真顔、憤り…そんな世界が戻ってきた。これはなんと嬉しいことでしょうか。
 たかが着けていた布切れを外すだけなのですが、それだけでこうも世の中は変わってくるのです。
 変な話ですが、マスクを外すことがこんなにもハッピーな気分になれるとは、なんだか不思議です。



心を支えるもの

 顔を覆っていた布を取り去るだけでこうも幸せな気分になれるのなら、と私は考えます。
 こんな小さなことでこうも気分が変わるのであれば、逆に困難な中にあっても気持ちの持ちよう、考えの持ちようで充足して生きることができるのではないか。そんな意識を誰もが持つべきではないか。

 そんなとりとめのないことを考えながら、今日も会合に出かけます。
 もうマスク生活に戻る気はありません。もちろん、安心のためにマスクをしておきたいという方が大勢いらっしゃることは承知しています。でも、コロナ罹患まで経験してしまった身では、怖いものは何もありません。

 ただ、マスクを取って社内のスタッフがマスクの頃とは別人のように思えるのと、黄砂または花粉のせいでくしゃみが出るのだけは、ちょっと閉口ですが。

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